離婚を防止するために
~結婚前のチェックポイント~
自分が離婚するなんてことを考えながら、結婚する人はいないと思います。
誰もが永遠を誓い、相手のことを一緒大切に思い、共に生きていくんだと心に決めて結婚するのでしょう。
しかし、夫婦になり、死ぬまで一緒に生きていくということは、楽しいばかりではありません。
むしろ、結婚してからは苦しいことの方が多いという人も少なくありません。
女性は特に、結婚するということに夢を抱いている人が多いと思われます。
結婚すれば、幸せになれると。結婚して幸せにしてもらえると。
それは危険な考えだと言っておきます。何かと結婚を美化する傾向が日本は強いようです。
プロポーズを受けたり、結婚式の打ち合わせで幸せ気分でいっぱいになって嬉しさのあまり、
この後の現実なんて見えなくなってしまっているのです。
つまり、結婚とは甘くないのです。楽しいのは新婚のうちだけです。
理想ばかり抱いていては、結婚はできません。
しかし、結婚の全部が全部、苦しいものと言っているわけでもありません。
しっかりとお互いの気持ちを話し合っておけば、結婚後、理想に近い結婚生活を送ることができるでしょう。
結婚前に話し合っておいた方が良い事柄は次の通りです。
結婚前に話し合うべきこと
●育児、教育方針について。
●子どもの出産など、家族計画について。
●家事や育児の分担をするのか、それともどちらかが1人で行なうのか。
●共働きか、それともどちらか片方が社会で働くか。
●お金の管理はどちらがするのか。
●お互いの両親の老後の生活について。
●お互いの両親との同居問題。
●夜の生活について。
●宗教について。
話してみなければ本当の気持ちはわからない
結婚を前提に付き合ってきたカップルといえども、しっかり話し合わなければお互いの考えていることは
わかりません。話し合ってみれば、「えっそんな風に考えてたの?」と新しい発見があったりするものです。
そしてそれがお互いを理解することになり、もしお互いの意見が食い違っていたら、
そこでお互いの主張を擦り合わせて共に1つの家庭を作っていけるのかを再度考え確認し合う、
とても良いきっかけにもなるかと思います。
結婚生活に必要なものは「努力」です。
よりよい結婚生活を過ごすために、夫婦の価値観にズレがあってはお互いが苦しむことになります。
価値観の相違は、喧嘩やトラブルを起こし、離婚にまで発展するものです。
つまり、結婚生活の根本となる部分と言えます。ですから、結婚後にできるだけ努力を減らして
お互いが歩み寄れるように、結婚前から上記のようなことをお互いが明確にしておくべきです。