離婚の影響力は大人が思うよりも子どもにとって強い

家庭内での争いは悪影響を子どもに与えてしまう

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子供への影響

一般的には、離婚は子どもに良くない影響を及ぼすと言わざるを得ないです。
将来にまで影響を及ぼしてしまうことも少なくないです。

 

 

ただ、夫婦間での喧嘩が絶えなかったり、毎日のようにいがみ合っていたりすれば、
その争いからもストレスを受けています。
子どものためを思って離婚に踏み出せず、毎日子どもの前で喧嘩ばかりしているのでは、
かえってそれが子どもにとって悪影響になっているとも十分に言えることです。
ですので、離婚がかえって良い結果を生み出すということもあります。

 

離婚後にどのように親が振る舞うかで、子どもに与える影響は変わってきます。
離婚しても子どもと親との関係をうまく良好に保つことが出来れば、子どもも親がいなくなってしまうという
漠然とした不安や、この先どうなってしまうのかという不安も軽減されます。

 

 

離婚の原因に関して
両親がお互いを責めるような態度がある場合、不思議なことに子どもは「自分の責任だ」と感じてしまうものなのです。
子どもは「自分が悪い子だから、両親が離婚するのだ」と考えて勝手に罪悪感を抱き始めます。
すると子どもは「いい子にするから喧嘩はやめて」と必死で良い子になろうとします。

 

 

子どもが知りたいこと
「これから自分はどうなるのか」
親に見捨てられたと思い、恐怖を感じています。
「両親がいなくなって自分1人になってしまうんじゃないか」
「そうなったら自分はどうなるのか」
「だれも一緒にいてくれなくなるのか」
「どこに住むのか」
「兄弟とはどうなるのか」
「お金はあるのか」
など、具体的なことを心配します。

 

これらの疑問に的確に答えてあげて不安を解消してあげることが必要になります。
何が起きているのかがわからない状態が子どもにとって一番の不安要素となります。
その不安を取り去り、安心感を与えてあげなくてはなりません。

 

 

子どもが望んでいること
子どもは、今まで通りの生活を望んでいます。一貫した調和のとれた安定した日常生活を求めています。
そして夫婦間で喧嘩ばかりしていた場合は、子どもはきっと両親の笑顔が見たいはずです。
両親がいる家の中で子どもは育つ方が幸せだと考えるのは普通かもしれません。
しかし毎日のように家の中で喧嘩ばかり両親がしていれば、子どもにとってそこにいることが
苦痛でしかないのです。

 

そういったことも考えた上で、夫婦にとって、そして子どもにとって何が一番いいのかを 考えてみるべきです。
子どもに与える影響は大きなものですが、子どもにとって何がいいのかをしっかり考えてあげるべきです。